【社会】教えるにつなげる会話ネタ ~イスラム国編~
おはこんばんにちは。子ども好きエンジニア でなこう です。
今日はちょっと前に話題となったイスラム国についてのネタをお話します。
コチラの題材を社会(地理)の観点で見ていきます。
今はめっきり話を聞かなくなったイスラム国についてですが、イスラム国はその名も通りイスラム教に基づいた組織です。イスラム教に基づいた組織といえばアルカイダ、タリバンといったいろいろな呼び方があります。この違いを理解できていますでしょうか?
このような組織の活動主拠点はアフガニスタンです。
では、アフガニスタンってどこにあるでしょうか?
アフガニスタンは中東にあり、日本から見て中国、インドの先にあります。そして、タリバン、アルカイダ、イスラム国の違いは以下の通りです。
→タリバンができたきっかけはソビエト侵攻時にアフガニスタンを対抗する目的で結成。
→アメリカを攻撃する目的で結成され、オンライン上の組織なき組織。インターネットにより国際化が加速。アメリカ同時多発テロともかかわりがあり、テロ戦争が過激化するきっかけになりました。
イスラム国:タリバンの土着思想とアルカイダのオンライン思想の両面を持ったイスラム過激派組織
→イスラム過激派がさらに暴徒化としている。これまでと違いシーア派を異端とし、イスラム教圏の国間でも内紛が発生。ジャーナリストの誘拐・処刑など残虐さは言うまでもありません。
ちなみに、スンニ派とシーア派という区別ができたのは、預言者ムハンマドの死後のことである。教科書的に言うと、スンニ派とシーア派を見分ける点は、預言者ムハンマドの後を誰が継ぐべきかという点である。「血統」で選ぶべきとしたのがシーア派。「実力」で選ぶべきとしたのがスンニ派である。以下ににシーア派とスンニ派の地域ごとの分布を示します。見た通りスンニ派(緑)が多数派で、シーア派(黄)が少数派です。イスラム国はシーア派を異端にすると明言しているので、この地理関係からも紛争発展しそうなことは想定できます。この辺の歴史はとても複雑なので高校生でも難しいと思います。小・中学生は地理と今のニュースを絡めて話してあげると面白いかもしれません。
このような形で、日ごろのニュースをいくつかの視点で学習へと生かす(会話のネタにする)ことができます。ぜひ別の観点からも見ることができないか試してみてください。
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